カテゴリー「里山林管理基礎講座について」の6件の記事

2010年11月12日 (金)

里山林管理基礎講座の記事の修正が終わりました。

管理人が受講してた「里山林管理基礎講座」の内容を、管理人だけではもったいないので、ブロブで紹介しようと、載せていました。

 しかし・・・・、講座の内容も林業の用語もあやふやで(五時いや誤字脱字はいつものとおりですが・・・笑)宮城県林業技術総合センターの普及指導チームの粕谷さんにお願いしてチェックしていただきました。
 林業技術総合センターの参観日(一般公開)が明日行われる忙しい時期にかかわらず、早速修正して送ってくれました。
 本当に感謝です。管理人の感想は別にして、内容は大丈夫になりましたので、安心してご覧ください。
 なお、「チェンソー」と「チェーンソー」については、センターでは「チェーンソー」と言う言い方をしていますが、直すのが大変なので「チェンソー」のままにしています。

 県の予算も厳しいと聞いていますが、来年もあると期待して、ぜひみなさんも参加してみてはどうでしょうか。
 粕谷さんは、「里山林の管理については,特に広葉樹の管理については,研究途上のところもあり,皆様にどのような手入れをしたらよいかという明確な方針をお伝えすることの難しさを感じています。」とおっしゃっていますが、広葉樹管理の最先端の内容で、本当に役に立ちます。

 県の広報や林業技術総合センターのホームページで募集すると思うので、気をつけててください。
 でも、応募者が毎回多いので、抽選となるようです。あきらめずに応募すれば、管理人のように受講できますので、めげずに!。

管理人でした。
 

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2010年11月 7日 (日)

「里山林管理基礎講座」最終回の第4回「人工林の間伐その2 手道具の使い方とメンテナンス」の様子をお伝えします。

 11月5日に開催された管理人が受講している「ボランティアのための里山林管理基礎講座」の最終講座の内容を紹介します。
 昨日に引き続き、人工林の間伐ですが、今回は午前中は「手道具(ナタ・ノコギリ)の使い方とメンテナンス」の実践です。

 以前の記事に書き忘れたけど、宮城県林業技術振興総合センターには、実習舎があります。
何か講義の教室と違って、薪ストーブで薪が焚かれていたり、さまざまな機械や道具、作業台もあり、実習っていう雰囲気があります。

  今回も、「チェンソーのメンテナンスと広葉樹の間伐」でお世話になった安倍さんと黒川さんが講師です。
 ナタは、両刃と片刃があり、両刃は枝うち用で刃が欠けやすいので、一般的には片刃(左利きと右利きがある。)を使うそうです。
 普通にホームセンターで売っているのは、刃のうち3mmから4mmだけが鋼(たがね)となっていること、必ず研いでから使わなければいけないそうです。
 最初にナタの使い方についての実習です。山で作業のための道を作ったりするときに使う、杭作りを実践しながら、使い方を教えてもらいました。Kuitukuri

 作り方
 ・間伐した細めの杉の木の枝を払って、2尺(1尺は30.3cm)の長さに切る。
 ・杉の木の枝払いの仕方としては、たたくのではなく、手前にナタを引くように使う。枯れ枝は刃が欠けやすいので、力任せにしないなど。
 ・杭の作り方としては、先は鉛筆のように尖らせると、土の中に打っていくと、木の根や石にあたった際に先が曲がりやすいので、尖らせない。
 ・面は5角形が良い。頭は、打つときに割れてしまうので必ず面取りをする。
 削り方は実践で覚えるしかないようです。笑

 次は、各人が持参した、ナタを使って、研ぎ方の実践です。
 砥石は、「粗」「中」「仕上げ」に別れており、刃が欠けたときなどは、「粗」で研いでから、「中」「仕上げ」をするそうです。
 砥石は、研ぐ前に水に10分くらい浸けておいて、十分に水をしみこませてから研ぎます。
 研ぐときは、角度を両手できちんと維持し、砥石に刃を常に直角に、刃全体を均一に研いで行きます。
 ナタの裏は、研がないのが原則だそうです。
 バリ(表を研ぐと裏側に刃が少しめくれてくる部分を言う。)はとらなくてもいいし、とる場合は仕上げ砥石で1、2回こするだけで良いそうです。
 裏も研ぐと、包丁のようになり、刃が欠けやすいからだそうです。
 管理人のナタは、刃が欠けていたので、粗砥石から研いで、中研ぎと仕上げ研ぎをして、使ってみました。
 Togikata 杭を削ったら、切れること切れること、道具の手入れの重要性を身をもって実感しました。

 次はノコギリです。
 取替えタイプや使い捨てタイプのステンレス製と砥げるタイプの鋼のノコギリがあり、取替えタイプも切れるとのことで、管理人は簡単な方を使うので、ここではノコギリの構造や砥ぎ方は省略します。笑
 ただ、切れなくなったら、のこぎりの上目(三角の一番上の部分)を研ぐと切れ味が戻るので、普段は上目(テンコともいう。)だけを研ぐそうです。

 ノコギリの種類も色々あるし、使い道によって、研がなくても良いような道具の選択もあると思いました。

 林業や山の手入れというと、チェンソーや草刈機械などが無いと作業ができないと考えがち。
 でも、昔は子供も、年寄りも、手道具を持って作業していたんだよなあって思うと、ちょっとした山の手入れや、細い木の間伐など、これからの里山の活動に手道具を見直そうと思いました。
 取り扱いが簡単で、しかも危険性が少ないことを考えれば、子供も、女性も気軽に参加することができると思いました。刃を研ぐなど道具をきちんとメンテナンスをし、もっと里山遊びに活用しよう!!。
 手道具自体もその手入れも、先人の知恵の集まった生活文化の一つなのだと改めて感じました。

 午後からは、実際の間伐です。華麗なるチェンソー作業と思っていたら・・・・。Bassai1
 つた、つるが木に絡んでいて、大変な間伐作業になりました。
 「藤」や「くまやなぎ」などのつる性の木(?)が梢の方で伐採木に絡んでいると、ばっさり倒れず、つるが絡んだ木とかかり木になります。
 作業効率も落ちるし、危険性が増すし、日頃の山の手入れがいかに重要かを実感しました。

 伐採方法は前回の広葉樹と同じなので省略しますが、切捨て(間伐材を現場において腐らせる。)の場合は、等高線に平行におくと、表土などの流出防止になることや、間伐材の現地での利用方法として、林内での作業路つくりも教わりました。間伐した木をどう使うかを考えて、玉切をするように教えられました。
 伐採木の利用を考えて、間伐をすること、たとえば作業路の杭として使うのかとかを前もって考えておくことも、作業路づくりをしながら教わりました。

 Sagyoumitidukuri もっと、身近な里山にみんなが入りやすいように、作業路も作っておいたほうが良いと感じました。
林の中に作業路があると歩くのが楽です。意外と簡単なので、作ってみたいと思います。

 最後は実習舎に戻って、ロープの結び方の練習です。
 まき結び、竜頭、もやい、こしかけ結び、動滑車を利用したロープワークも復習を兼ねて実践しました。
 何回も練習して、体で覚えないと・・・。
そういえば、昔、農作業でやってたロープの結び方は、今でも自然と結べるからなあ・・・。

 また、巻き枯らし間伐の方法も話題になりました。間伐を代用する手法として幹の樹皮と形成層を環状に削り取って、木を立ち枯れさせる方法です。亡くなった、みずすましの前代表の成沢さんも話してくれていました。
Roupunotukaikata

 最後は、閉講式です。松野次長さんの閉会の挨拶では、広葉樹の管理は物足りないこともあったのではとの話もありましたが、管理人にとっては、この講習は、これから勉強を始めるきっかけ作りになったと感じます。
 すべてを5回の講習で身につけられるほど、林業の文化は浅くはなかったと感じます。

 今後は、自分の里山の管理での実践とプロ(昔のプロを探そう・・・笑)の知恵をもっと学んで、少しでも身につけ、みずすましの活動に生かしていきたいと思います。
 結構里山管理はきつそうですが、里山の現状やどうしたら良いのかを考えるきっかけとなる活動、いや、みずすましの活動モットーである、楽しく、美味しくを基本に、活動を工夫し、これからも楽しんで里山と遊んでいきたいです。
 里山は山菜、竹の子(孟宗竹、破竹)、栗、きのこなどなど、おいしさもたくさんあります。楽しくおいしくなくっちゃ、長続きしないしね。

 皆さんも機会があったら、受講してはどうでしょうか。きっと里山を見る眼が変わると思います。

管理人でした。

追伸 ちゃんと修了書をもらってきましたよ。笑

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2010年11月 5日 (金)

「里山林管理基礎講座」第3回「人工林の間伐その1」の様子をお伝えします。

 管理人が受講している「ボランティアのための里山林管理基礎講座」の内容を紹介します。
 今回は、11月5日開催された、第3回「人工林の間伐その1」です。

Keisoku0  里山って、広葉樹林?って感じだけど、今回は人工林?!?!?。
 なぜなんだろう・・・。
 林業技術総合センターの普及指導チームの松野技術次長さん曰く。
 宮城県の県土の6割は山林。そのうち3割は国有林、残り7割は民有林だそうです。 「奥山の多くは国有林であり、そういう意味では宮城県の民有林はほとんど里山林と言って良いが、その民有林の6割は人工林で、 しかも里山の7割は杉林である。従って、広葉樹とともに針葉樹も里山では重要であり、人工林の管理も覚えて欲しい。」
 納得!。まあ、民有林でも奥山にあるものもあるだろうけど、杉林はやっぱり、身近な里山にも普通にあるのは確か。
 しかも、手入れがされていない・・・。
 「人工林の技術は間伐の技術とも言える。」そうで、だから人工林の間伐と言う講座があるそうです。

 午前中は、「道具の選び方と服装について」の講義と「人工林の手入れ・間伐の目的と方法」について講義を受けた。
 間伐しないとどうなるかは、一目瞭然。もやしのようになり、強風や冠雪で被害を受けたり、林の中が暗くなり、下層植生がなくなり、表土の保水力が低下し、表土が流れたりする。山が荒れてしまう。
 間伐は、植えた木の密度を下げ、残った木の競争を緩和し、太く成長させ、強風や冠雪に強くなるとともに、下層植生を豊かにし、保水能力を高め、地表流出を少なくする。山を豊かにする。
 また、良質な木材を生産し、さらに、間伐材を売ることで、主伐までの間に収入を得ることもできる(長伐期多間伐施業)。

 どの程度間伐するかの指標は色々あるけれど、「相対幹距比」といって、樹高と樹間距離の割合(相対幹距比)が18%から20%が健康な森林の目安になるとの指標があるそうです。樹間は便宜上、面積を立木本数で割って、平方根を求めるやり方で計算します。
 今回はこれを使って、森林の全部を計るのは大変なので、ある程度の面積の標準地を設定し、標準地内のすべての立木の樹高と、胸高直径を測定し、平均樹高から相対幹距比20%にあたる本数(成立本数)を計算して、間伐本数を決める方法を使いました。
 1haの成立本数(相対幹距比20%の場合)=(500/平均樹高)*(500/平均樹高) (これは(500/平均樹高)の2乗))
      ※500=100/0.2
 相対幹距比20%から、適正な成立本数を逆算して計算するとこうなります。わかるかな・・・・笑。

Sokkann_2  さてさて、午後から実際現地に行って調査をしました。
 杉林の樹齢23年の林で、標準地として、10m四方(100㎡)を計り、実際にその中の立木のすべての樹高と胸高直径を計測しました。
 木の高さってどうやって計るの????。
 バーテックス樹高測定器っていう便利なやつがあるんです。でもすごく値段が高い!。班毎に分かれてやりましたが私の班はこれを使いましたが、一般的には使えないようです。笑
 もう一つ、木の横に目盛りが付いていて伸縮自在のポール(測(そっ)棹(かん))を立てて直接測る方法があるんですが、これが樹高が高いと大変ですが、他の班は計ったようです。
 そのほかにもあるようですが、ここでは省略します。

Keisoku1  この結果、わが班は平均樹高が15mなので、成立本数は11本((500/15)*(500/15)*100㎡/10000㎡)となりました。
 実際13本の立木があったので、2本が間伐の対象となります。
 間伐木の選び方として、①病木、②被圧木、傾斜木、③曲がり木、④あばれ木・二股木・普通木の順に選択します。そのほか木の配置のバランスも考えて選択するそうです。
 また、平均樹高より低い木を間伐することが多いので、その結果平均樹高が高くなり、成立本数が少なくなるため、再度、間伐後の状態の成立本数を計算し、間伐本数を増やしたりするそうです。
 わが班では、平均樹高の木を間伐木として選んだので、間伐しても成立本数が変わらない結果となったけど、生育の悪い木や曲がり木が多かったので、1本増やして間伐することにしました。
 各班でのデータにばらつきがあり(原因として、場所の問題や計測の誤りなど)、林全体に適用するときは、標準地の面積を拡大したり、標準地の箇所を増やしたりするなどは必要だそうです。
 林を調査して、どの程度の本数を間伐するかを決め、どのように間伐する木を選ぶのか、勉強になりました。
 また、昔は節をとるために、枝打ちをしていたのが、今は木材の使われ方が変わり(家を建てるとき、昔は和室が多かったが、今は柱の隠れる部屋が多くなった。)、値段の差があまりないので、昔に比べ枝打ちはしなくなったとの話も驚きでした。
 また、ただ単に、成長の悪い木などを適当に間引くのが間伐と思っていたけど、奥が深いなあ・・・。

 いよいよ、明日は実際の間伐です。それと、手道具の使い方とメンテナンスです。
 そうそう、明日が講座の最終です。閉講式もあるそうです。
 知れば知るほど、里山の管理って難しいなあって感じがするんですが、でも知れば知るほど役に立つので、もう少し勉強したい気持ちです。

 管理人でした。

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2010年11月 2日 (火)

「里山林管理基礎講座」自由選択講座「チェンソーのメンテナンスと広葉樹の間伐」を受講してきました。

 管理人が受講している「ボランティアのための里山林管理基礎講座」の内容を紹介します。Tyenso
 今回は、チェンソーのメンテナンスと広葉樹の間伐です。
 前回間伐の選定をしたコナラ等の伐採木を実際に伐採しながら、チェーンソーの使用上の注意や伐採方法について勉強してきました。
 講師の安倍さんと黒川さんの手さばきの良い道具の使い方とコンビのよさに感心しながら、色々な方法を教わりました。

 「広葉樹は裂ける。」「伐採の時に周りの木を傷つける。」「まっすぐに生えてない。枝が広がっていてかかり木になりやすい。」「針葉樹に比べて危険」などなど。
Bassai1  伐採する木の重心の見方、どの方向に倒したら」いいか、また、ロープでの牽引方法、フェリングレバーやチルホールの伐採道具の使い方も偶然にも教えてもらいました。

 偶然にもというのは、はなはだしくかかり木になってしまい、あらゆる方法や道具を駆使して伐採したからです。
 カスミザクラの二股の枝に伐採したコナラの木の枝が食い込んでしまい、空中に浮いてしまうほどのかかり木状態になりました。

 午前中で終了する予定が、午後まで作業を行う結果となりました。
でも、かえって幸運にも、広葉樹の伐採の難しさと危険な作業であること、色々な道具の使い方を身をもって教えてもらう機会をもらいました。Bassai2
 講師の、「車の運転と同じで、「こうなるだろう」という「だろう運転」ではなく「こうなるかも知れない」と常にありとあらゆる危険性を考えて、危険を回避するようにしている。」との言葉が耳に残ってます。
 身のこなしの良さとともに、プロはすごいと感心すると同時に、危険な作業であるとの自覚を持たされました。

 午後からは、チェンソーのメンテナンスの講習です。
 その前に、切ってきた広葉樹の利用法の一つとして、未来塾でも作った木のろうそくづくりを行いました。
 広葉樹の利用は、やはりあまり無いようで、薪の利用、きのこの原木等が主のようです。
 広葉樹の木を縦に挽くときのチェンソーの使い方も教わりました。

Bassai4  チェンソーのメンテナンスは、機械を分解して教わりました。
 エアフィルターの手入れ、燃料を吸い込みすぎたときのメンテナンスの方法、ガイドバー(チェーンのついているバー)の手入れの仕方、目立て等々実際に分解しながら作業しました。

 例えばこまめにメンテナンスが必要なエアフィルターなどは手で外せるねじとなっており、ガイドバーなどは付属の工具ですぐにできるように、また日常のメンテナンスがあまりいらない場合は、小さなねじで締め付けられているので、メンテナンスの頻度によってねじも工夫されていることが印象に残りました。
 実際、うちに帰ってきてから、家にある古いチェンソーを同じように分解してみたら・・・、すごいことになってました。笑。でもきちんとメンテナンスができました。
 草刈機械なども同じようにメンテナンスを行うようにしなければと反省させられました。

 どの世界もそうなんでしょうが、プロの身のこなしのすごさと、培ってきた知識経験、技術に驚くとともに、自分ももっと知識と経験が必要だなあと反省の一日でした。

 早速、忘れないように、プロから教わった、道具のメンテナンスや使い方の書いてある本を買いました。本は高い!・・・・。

 次回は最後の2日続けての最終講座です。今度は人工林の間伐です。次回も楽しみです。

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2010年10月18日 (月)

10月17日 日曜日 「里山林管理基礎講座」第2回目「雑木林の手入れ」を受講してきました。

 今回は、里山林管理基礎講座の2回目の様子です。
 今回も天気良かったです。実際の雑木林の手入れもあるんで、雨が降ると大変だなあなんて、心配も吹き飛ぶような秋晴れ!。
 しかもあんまり暑くも無く、雑木林の手入れ日和です。


 はじめに、「広葉樹の更新方法・手入れの方針の立て方」Kannrihousinn_2 について、田中先生の講義がありました。
 ・広葉樹の構成として、高木、低木(常緑・落葉)、地表の笹や稚樹などで構成されていること。
 ・まず、大きさ、種類、地形を把握し、何のために整備するのかという「目的」、整備する「範囲」、「姿」を決めること。
 例1として、「光環境の良い雑木林を目指す!!」ために手入れをする場合は、笹や、低木、林冠をあける(光を入れるための高木の伐採)を行う。
 そうすると、光が十分入るようになり、幼木も育ってくる。
 例2として、「景観の良い雑木林を目指す!」(公園管理型)場合は、笹や、低木(花の咲くのは残す。)、林間を空けない(稚樹は育てない。)。
 例3として、資源利用のための雑木林を目指す!」(しいたけ原木や薪ストーブの薪などに利用)場合は、高木の伐採、萌芽更新(伐採後出てくるひこばえを育てる。)のための手入れ、幼木を育てるとともに低木や笹の刈払いなどの手入れを行う。

 また、ナラ枯れについて、話がありましたが、大きなナラの木が突然葉も落とさず枯れるそうです。そして地際の幹に穴があり、木屑がたまっているのでわかるそうです。
カシノナガキクイムシが木の幹の入り込み、体に持っている菌(カビ=ラファエリア クエルシボーラ)が繁殖し、枯れるそうです。かれるメカニズムはまだ良くわかってないそうです。山形から宮城に入ってきているとのこと。心配・・・。

昔は、薪や、炭などに使うため、10cmくらいの太さで伐採を繰り返し、萌芽も盛んに出ていたそうですが、現在は人の手が入らなくなり、広葉林の高齢化が進んでいます。
 高齢化したコナラは萌芽能力が減少しており、伐採しても、6割くらいの切り株は、萌芽するものの、萌芽しても生き残る本数が少ない。残り4割の切り株は,そのまま枯れて腐る。原因は良くわからないけど、木が古くなると、株の萌芽能力が落ちるためではないかとのことでした。
 萌芽が出ないと、萌芽更新が出来ないので、同時に幼木の育成をしていかないと、株密度が減少し、雑木林そのものが消滅してしまう恐れもあるんです。

 その後現地では、実際に広葉樹を伐採した林に行って、萌芽状態を見ましたが、コナラは、萌芽が出ていなくて株が腐っているのが多かったです。
 山桜などの桜は、コナラと違って結構旺盛に萌芽してました。Kaibatukannsatu_2

 その後、稚樹の生育調査をしました。昨年の調査では多いところでは、100平方メートルに500本以上の稚樹が見つかったそうです。半分以上はコナラです。今回も良く見るとたくさんの稚樹が見つかりました。
 しかし、稚樹は成長はほとんどしていません。光が地上まで十分に届かないので、育たないそうです。

 普段林の中では注意しない、頭上の林冠と稚樹をじっくり観察することの大切さを実感しました。

 さていよいよ、現地で、各グループごとに割り当てられた、雑木林の、管理方針を議論して立てて、昼食後、午後から実際に手入れをしました。
 高木は、次回、チェンソーで切るとのことで、のこぎりで、笹や低木、のこぎりで切れる高木を伐採しました。
 のこぎりを使うのは、鎌と違って切り口が尖らず、安全であるとの理由です。
 管理人も草刈機械を使えないときは、特に笹を切るときは、のこぎりを使います。
 方言で、尖った笹の切り株を「かっぱ」と呼んでいます。ゴム製の長靴の脇はもちろん、時には長靴の底を笹の切り口が貫通して足の裏も怪我をするときがあります。

 笹刈りをしながら、稚樹の観察をすると、結構見つかります。今年芽が出たものや数年経っているものもありましたが、生育は良くないようです。
高木の間伐をすると、後継木として育つんでしょうが・・・・。Teire1_3

 さてさて、管理人のうちの雑木林も、伐採をしていない太いコナラが多いので、伐採をして、なめこやしいたけの原木に利用しようと考えてましたが、太くなりすぎて萌芽能力がやはり衰えているだろうし・・・。
 そうなると、幼木も別に育てて、植栽しないと、林そのものが消滅してしまう結果にもなりかねないし・・・。
 また、一部は、電力の高圧線の下になっている場所があり、そこは10年か20年に一度くらい皆伐しているので、その区域は萌芽更新をしているけど、下草刈りや竹の侵食で、手入れが大変・・・
 簡単にはいかないなあ・・。知識が増えれば増えるほど、里山林をどうしたらいいのか、しかもどう管理するのか、考えるなあ・・・。太い木の伐採も大変そうだし・・・。枝懸かりが多くて大変だそうです。

 でも、やっぱ何とかしないといけないので、まあ子供たちと楽しみながら、何とか管理していきます。

 ツリーハウスを作って遊べる場所もあったり、杉の木もいくらか生えてたり、しいたけやなめこの栽培もできたり、たけのこが収穫できる竹林もあったりと、里山で遊んだり、里山のおいしさも味わえるような手入れの方針を立てて、こつこつと手入れしていきたいと感じました。

 次回は、チェンソーの使い方です。
 手入れに最も必要な道具の使い方やメンテナンスを学びます。
 うちの使ってないチェンソーも持っていくけど、使えるんだろうか?。笑

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2010年10月 4日 (月)

管理人は、只今「里山林管理基礎講座」で勉強中です。

 大衡村にある「宮城県林業技術総合センター」で、「ボランティアのための里山林管理基礎講座」で里山林の管理の仕方の勉強をしています。Satouamakannri1
 2年ほど前に講座を知り、昨年も応募したんですが、昨年は応募者が多くて抽選で外れてしまいました。
 今年は、定員15名の2倍の応募者があったそうですが、運よくめでたく当選して受講できることになりました。
 10月3日の日曜日に第一回の講座が、林業技術総合センターの研修館で行われました。11月5日まで全5回の講座です。

 管理人だけではもったいないので、講座の内容を少しブログで紹介したいと思います。

 そもそも、どうして受講したかって・・・・。
 実は、未来塾で里山をフィールドに、山菜採りと料理、畑シメジを採ったり、竹の子堀と竹の子料理栗拾いしいたけやなめこ栽培ツリーハウスづくり、そうそう間伐の仕方間伐杉で木のろうそくも作ったなあリースづくり等と色々里山を楽しんできました。
 でも今は管理されていない里山林が多いのも事実・・・。
 昔は、燃料(薪や炭)、しいたけなどのほだ木、また馬や牛などの家畜のえさの草(山草刈と呼んでいました。信じられますか?)などに利用され、定期的に伐採や手入れがなされていたのに、今は管理がほとんどされていないのが現実。
 もっと子供たちに里山の楽しさやおいしさを体験してもらいたい。でも、活動できる里山林も少なく、そもそもどんな風に管理するのかもわからない・・・。
 何しろ、自分の家の雑木林も手入れしてない・・・。
 それなら自分で管理の仕方などを勉強して、少しはみずすましの活動に役立てたり、自分の家の雑木林の管理もやってみようということで、応募した訳です。

 第1回目の内容は・・・

 はじめに、生物多様性の観点から里山林の役割や必要性のお話と、そもそも里山林って?里山林の手入れとはについて、センターの講師の先生から講義を受けました。
 漠然としていた里山の重要性や必要性と里山林の種類、広葉樹林の調査からわかった雑木林の構成、たとえば、普通に見られるコナラ林は、大きな木(ほとんどはコナラの木(林冠木))と、樹高50cm以下のコナラの赤ちゃんが豊富にあるものの、光が不足していて、それ以上に大きくなれないという状態にあることなどを知ることができました。
 大きくなったコナラの木は、光をさえぎるため、赤ちゃんコナラが育たない環境にあり、大きなコナラもやがて寿命を迎えると、その後継となる木が育っていないので林が消滅してしまう可能性もあるそうです。

 Gentizissyuu 昼食後、午後からは、雑木林の植生調査です。
 植生調査を行うことで、雑木林の姿を知り、そしてこれからどのように手入れをしていくのかを計画するための資料を得るのが目的です。
 高さ2m以上の上層の木の樹種と胸の高さの周囲(胸高周囲)を一本一本測っていきます。
 さらに、高さ2m以下の下層の木と草も調べます。これらは、地上に占める割合(被度)も調べます。
 センターの講師の方々から、樹種などを教わりながら「調査野帳」に記入していきました。
 コナラのほか、エゴノキ、ヤマボウシ、ウワミズザクラなどなど、たくさんの種類の樹木がありました。
 太さも色々で、太いもので直径30cmのコナラもありました。

 しかし、講義のとおり、赤ちゃんコナラはたくさんあっても、人間で言えば、子供から青年のコナラの木はほとんどありませんでした。
 調査することで、どんな種類の木があるのか、どんな太さの木があるのか、下層の状態も含めて、雑木林の状況がはっきりとわかりました。Satoyamakannri2
 これらを基に、次回は手入れ方針の立て方を勉強し、実際の手入れ方針を立て、現地実習を行います。
 雑木林をたとえば、今はやっている薪ストーブの薪に利用するとか、きのこのほだ木を採るために使うとか、リクリエーションのために使うとかどんな風に利用するのかに応じて、その手入れの仕方が違ってくるそうです。

 次回も楽しみです。次回は10月17日の日曜日に行われます。
 報告できるように、勉強してきます。
 勉強すると少しは賢くなるなあって感じました。年をとっても知らないことばかりです。笑

 内容は、管理人斎藤の感想ですので、誤りがあるかも知れません。
 誤りがあった場合はその都度訂正させていただきますので、ご了承ください。

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