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2010年10月18日 (月)

10月17日 日曜日 「里山林管理基礎講座」第2回目「雑木林の手入れ」を受講してきました。

 今回は、里山林管理基礎講座の2回目の様子です。
 今回も天気良かったです。実際の雑木林の手入れもあるんで、雨が降ると大変だなあなんて、心配も吹き飛ぶような秋晴れ!。
 しかもあんまり暑くも無く、雑木林の手入れ日和です。


 はじめに、「広葉樹の更新方法・手入れの方針の立て方」Kannrihousinn_2 について、田中先生の講義がありました。
 ・広葉樹の構成として、高木、低木(常緑・落葉)、地表の笹や稚樹などで構成されていること。
 ・まず、大きさ、種類、地形を把握し、何のために整備するのかという「目的」、整備する「範囲」、「姿」を決めること。
 例1として、「光環境の良い雑木林を目指す!!」ために手入れをする場合は、笹や、低木、林冠をあける(光を入れるための高木の伐採)を行う。
 そうすると、光が十分入るようになり、幼木も育ってくる。
 例2として、「景観の良い雑木林を目指す!」(公園管理型)場合は、笹や、低木(花の咲くのは残す。)、林間を空けない(稚樹は育てない。)。
 例3として、資源利用のための雑木林を目指す!」(しいたけ原木や薪ストーブの薪などに利用)場合は、高木の伐採、萌芽更新(伐採後出てくるひこばえを育てる。)のための手入れ、幼木を育てるとともに低木や笹の刈払いなどの手入れを行う。

 また、ナラ枯れについて、話がありましたが、大きなナラの木が突然葉も落とさず枯れるそうです。そして地際の幹に穴があり、木屑がたまっているのでわかるそうです。
カシノナガキクイムシが木の幹の入り込み、体に持っている菌(カビ=ラファエリア クエルシボーラ)が繁殖し、枯れるそうです。かれるメカニズムはまだ良くわかってないそうです。山形から宮城に入ってきているとのこと。心配・・・。

昔は、薪や、炭などに使うため、10cmくらいの太さで伐採を繰り返し、萌芽も盛んに出ていたそうですが、現在は人の手が入らなくなり、広葉林の高齢化が進んでいます。
 高齢化したコナラは萌芽能力が減少しており、伐採しても、6割くらいの切り株は、萌芽するものの、萌芽しても生き残る本数が少ない。残り4割の切り株は,そのまま枯れて腐る。原因は良くわからないけど、木が古くなると、株の萌芽能力が落ちるためではないかとのことでした。
 萌芽が出ないと、萌芽更新が出来ないので、同時に幼木の育成をしていかないと、株密度が減少し、雑木林そのものが消滅してしまう恐れもあるんです。

 その後現地では、実際に広葉樹を伐採した林に行って、萌芽状態を見ましたが、コナラは、萌芽が出ていなくて株が腐っているのが多かったです。
 山桜などの桜は、コナラと違って結構旺盛に萌芽してました。Kaibatukannsatu_2

 その後、稚樹の生育調査をしました。昨年の調査では多いところでは、100平方メートルに500本以上の稚樹が見つかったそうです。半分以上はコナラです。今回も良く見るとたくさんの稚樹が見つかりました。
 しかし、稚樹は成長はほとんどしていません。光が地上まで十分に届かないので、育たないそうです。

 普段林の中では注意しない、頭上の林冠と稚樹をじっくり観察することの大切さを実感しました。

 さていよいよ、現地で、各グループごとに割り当てられた、雑木林の、管理方針を議論して立てて、昼食後、午後から実際に手入れをしました。
 高木は、次回、チェンソーで切るとのことで、のこぎりで、笹や低木、のこぎりで切れる高木を伐採しました。
 のこぎりを使うのは、鎌と違って切り口が尖らず、安全であるとの理由です。
 管理人も草刈機械を使えないときは、特に笹を切るときは、のこぎりを使います。
 方言で、尖った笹の切り株を「かっぱ」と呼んでいます。ゴム製の長靴の脇はもちろん、時には長靴の底を笹の切り口が貫通して足の裏も怪我をするときがあります。

 笹刈りをしながら、稚樹の観察をすると、結構見つかります。今年芽が出たものや数年経っているものもありましたが、生育は良くないようです。
高木の間伐をすると、後継木として育つんでしょうが・・・・。Teire1_3

 さてさて、管理人のうちの雑木林も、伐採をしていない太いコナラが多いので、伐採をして、なめこやしいたけの原木に利用しようと考えてましたが、太くなりすぎて萌芽能力がやはり衰えているだろうし・・・。
 そうなると、幼木も別に育てて、植栽しないと、林そのものが消滅してしまう結果にもなりかねないし・・・。
 また、一部は、電力の高圧線の下になっている場所があり、そこは10年か20年に一度くらい皆伐しているので、その区域は萌芽更新をしているけど、下草刈りや竹の侵食で、手入れが大変・・・
 簡単にはいかないなあ・・。知識が増えれば増えるほど、里山林をどうしたらいいのか、しかもどう管理するのか、考えるなあ・・・。太い木の伐採も大変そうだし・・・。枝懸かりが多くて大変だそうです。

 でも、やっぱ何とかしないといけないので、まあ子供たちと楽しみながら、何とか管理していきます。

 ツリーハウスを作って遊べる場所もあったり、杉の木もいくらか生えてたり、しいたけやなめこの栽培もできたり、たけのこが収穫できる竹林もあったりと、里山で遊んだり、里山のおいしさも味わえるような手入れの方針を立てて、こつこつと手入れしていきたいと感じました。

 次回は、チェンソーの使い方です。
 手入れに最も必要な道具の使い方やメンテナンスを学びます。
 うちの使ってないチェンソーも持っていくけど、使えるんだろうか?。笑

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