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2010年10月 4日 (月)

管理人は、只今「里山林管理基礎講座」で勉強中です。

 大衡村にある「宮城県林業技術総合センター」で、「ボランティアのための里山林管理基礎講座」で里山林の管理の仕方の勉強をしています。Satouamakannri1
 2年ほど前に講座を知り、昨年も応募したんですが、昨年は応募者が多くて抽選で外れてしまいました。
 今年は、定員15名の2倍の応募者があったそうですが、運よくめでたく当選して受講できることになりました。
 10月3日の日曜日に第一回の講座が、林業技術総合センターの研修館で行われました。11月5日まで全5回の講座です。

 管理人だけではもったいないので、講座の内容を少しブログで紹介したいと思います。

 そもそも、どうして受講したかって・・・・。
 実は、未来塾で里山をフィールドに、山菜採りと料理、畑シメジを採ったり、竹の子堀と竹の子料理栗拾いしいたけやなめこ栽培ツリーハウスづくり、そうそう間伐の仕方間伐杉で木のろうそくも作ったなあリースづくり等と色々里山を楽しんできました。
 でも今は管理されていない里山林が多いのも事実・・・。
 昔は、燃料(薪や炭)、しいたけなどのほだ木、また馬や牛などの家畜のえさの草(山草刈と呼んでいました。信じられますか?)などに利用され、定期的に伐採や手入れがなされていたのに、今は管理がほとんどされていないのが現実。
 もっと子供たちに里山の楽しさやおいしさを体験してもらいたい。でも、活動できる里山林も少なく、そもそもどんな風に管理するのかもわからない・・・。
 何しろ、自分の家の雑木林も手入れしてない・・・。
 それなら自分で管理の仕方などを勉強して、少しはみずすましの活動に役立てたり、自分の家の雑木林の管理もやってみようということで、応募した訳です。

 第1回目の内容は・・・

 はじめに、生物多様性の観点から里山林の役割や必要性のお話と、そもそも里山林って?里山林の手入れとはについて、センターの講師の先生から講義を受けました。
 漠然としていた里山の重要性や必要性と里山林の種類、広葉樹林の調査からわかった雑木林の構成、たとえば、普通に見られるコナラ林は、大きな木(ほとんどはコナラの木(林冠木))と、樹高50cm以下のコナラの赤ちゃんが豊富にあるものの、光が不足していて、それ以上に大きくなれないという状態にあることなどを知ることができました。
 大きくなったコナラの木は、光をさえぎるため、赤ちゃんコナラが育たない環境にあり、大きなコナラもやがて寿命を迎えると、その後継となる木が育っていないので林が消滅してしまう可能性もあるそうです。

 Gentizissyuu 昼食後、午後からは、雑木林の植生調査です。
 植生調査を行うことで、雑木林の姿を知り、そしてこれからどのように手入れをしていくのかを計画するための資料を得るのが目的です。
 高さ2m以上の上層の木の樹種と胸の高さの周囲(胸高周囲)を一本一本測っていきます。
 さらに、高さ2m以下の下層の木と草も調べます。これらは、地上に占める割合(被度)も調べます。
 センターの講師の方々から、樹種などを教わりながら「調査野帳」に記入していきました。
 コナラのほか、エゴノキ、ヤマボウシ、ウワミズザクラなどなど、たくさんの種類の樹木がありました。
 太さも色々で、太いもので直径30cmのコナラもありました。

 しかし、講義のとおり、赤ちゃんコナラはたくさんあっても、人間で言えば、子供から青年のコナラの木はほとんどありませんでした。
 調査することで、どんな種類の木があるのか、どんな太さの木があるのか、下層の状態も含めて、雑木林の状況がはっきりとわかりました。Satoyamakannri2
 これらを基に、次回は手入れ方針の立て方を勉強し、実際の手入れ方針を立て、現地実習を行います。
 雑木林をたとえば、今はやっている薪ストーブの薪に利用するとか、きのこのほだ木を採るために使うとか、リクリエーションのために使うとかどんな風に利用するのかに応じて、その手入れの仕方が違ってくるそうです。

 次回も楽しみです。次回は10月17日の日曜日に行われます。
 報告できるように、勉強してきます。
 勉強すると少しは賢くなるなあって感じました。年をとっても知らないことばかりです。笑

 内容は、管理人斎藤の感想ですので、誤りがあるかも知れません。
 誤りがあった場合はその都度訂正させていただきますので、ご了承ください。

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コメント

ドリーム・ゲートの藤本と申します。
以前に当ブログにコメントいただきましてありがとうございました。
私は残念ながら里山林講習会は抽選で外れてしまいましたので、来年再チャレンジしたいと思っております。
私たちは防災の観点から里山の管理・チェンソーの使用方法について勉強したいと考えております。
今後とも何か協働できる機会がありましたらよろしくお願い致します。

投稿: 藤本和敏 | 2010年11月13日 (土) 14時50分

藤本さんコメントありがとうございます。
ぜひぜひ再チャレンジしてください。
私も2度目で当選しました。笑
そうですか、防災と言う観点もあったんですね。
こちらこそ、何か機会がありましたら、よろしくお願いします。

投稿: 管理人 | 2010年11月13日 (土) 16時50分

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